◎ 例題−4 マウスだけで、表(TBL)の、データ入力

 

[例題−4」 作成のポイント


◎ ポイントというより対象をはっきりする必要があります
  下記図でも、天気だけの入力の場合は威力を発揮するでしょうが、天気と温度と交互に入力する
  (キーボードからの入力が、必要になる)ような場合とか、住所録の中の性別みたいに、
  たくさんの項目の中で、1〜2個ぐらいしか値集合が必要でない場合や、データの入力が連続していない
  場合などには、不向きです。

◎ フォーム上のボタンやデータ入力用テキストには、タブストップやフォーカスの設定も必要となります

◎ たくさんのオブジェクトに同一の設定を行う場合は、ファミリーを使用します

◎ あくまで、値集合の代わり程度の入力方法です

※:コマンドボタンが、画面表示の邪魔になる場合は、対象項目をフォーカスしたときのみ、#集合値を利用して、
  表示するか、サブフォーム等を利用して切り替える等の工夫をすれば、画面がすっきりします
  (今回は省略いたします)

 

[例題−4] 作成手順 備 考 & 補 足
説明−1 ・上記作成のポイントより、対象となる表を選択します

・データ入力用に、オリジナルの絵を利用される場合はその上に透明のコマンドボタンを重ねて表示して下さい

表(TBL)の項目には、特に値集合は必要ありませんが、配置するコマンドボタンが多すぎる場合は、設定しておいて下さい

データ入力用のコマンドボタンのタブストップは、すべて解除しておきます

テキストボックスのタブオーダーの順も効率的な入力の手助けになりますので、入力したい順に配置するといいでしょう

説明−2 使用イベントをチェックします

       +

コマンドボタンの説明

今回の使用イベント(ファミリー)は、データー入力用のテキストオブジェクトに設定します(例題の日付等には設定しません)

利用するはファミリーのイベントは「フォーカス取得」を使用します。(名前は値入力として説明いたします)

フォーカス取得は、マウスだけでなくキーボードからの操作にも対応していますので、使用方法はたくさんあります。

コマンドボタンの機能も下記で説明いたします

説明−3 KEVファイルを作成します 作成方法は、従来の一括処理と考え方は一緒ですが、イベント処理作成では、標準で下記2行が自動作成されます

・ 手続き定義開始 ファミリ名::イベント名(変数宣言・・・)
・ 手続き定義終了

この2行の間に処理を記入します

補足:
  1. 実際に利用したとき、約10倍〜20倍の早さで入力できます(条件にもよりますが)。
  2. 値集合入力でも、項目毎に値の中身が変更されるような場合は、工夫が必要となりますので要注意下さい
  3. テキストボックスの名前の設定は、計算式で使用しますので、ルール化して下さい

注意:今回は例題ですので、行訂正コマンドのみ使用しています。(新規行作成・行追加処理は行ってません)

 

説明−1 フォームの作成
 

 補 足
  1. コマンドボタンは、画面の端等一カ所においた方が、マウスの操作もしやすくなります
  2. 上図は説明の為に、値集合の表示をしていますが、実際は必要ありません(コマンドボタンで足りる場合)
  3. また、データも、図形表示ではなくても可能です(その方が簡単です)

 

説明−2 イベント設定

 《ファミリー、値入力のイベント属性設定画面》

ファミリーイベントの設定方法は例題1を参照下さい

ファミリ名は都合上値入力として説明していますが、わかりやすい名前を設定して下さい

チェックするところはフォーカス取得だけです               

 

説明−2 コマンドボタン設定

《コマンドボタンの機能&パラメータリストの設定画面》

1行目:機能名:なし
     パラメータリスト:代入する値を変数にいれる

2行目:機能名:手続き実行
     パラメータリスト:項目訂正

説明:
 変数 &atai に、使用するデータをセットします
 次にイベント処理の項目訂正を実行します

 

 コマンドボタンの機能の設定は
  • 1行目に、利用したいデータ値を代入します(それぞれ違います)
  • 2行目は、全コマンドボタン共通です  

 ※値集合の内容を変数で取得する場合は、1行目を変更して下さい、

 

説明−3 イベント処理作成

名札 メイン
  変数宣言 共通,文字{&atai,&項目名}


手続き定義開始 値入力::フォーカス取得(文字列 &喪失オブジェクト名)
  &項目名=#sstr(&this,2)
手続き定義終了

手続き定義開始 項目訂正()
  行訂正 &項目名=&atai
手続き定義終了


上記イベント処理説明

説明をかけば、長くなりますが、イベント処理はたったこれだけしかありません

フォーカス取得で項目名を取得します
項目訂正で、フォーカス取得で取得した項目の値を、訂正しています

注意:項目訂正コマンドを使用していますので、行追加等の機能はありません。ご注意下さい
   また、終端行にて操作した場合のエラー処理には対応していません


    説明に使用いたしましたファイル&利用例のファイルは、ダウンロードコーナにUPしてあります