アイコンボタンにおける技

 

アイコンの共通部分の説明(下記4個)

  

メールアイコン・メモ帳アイコン・印刷アイコン・削除行アイコン


各アイコンとも、2個のオブジェクトを重ねて表示しています

・角丸め矩形=アイコンが表示されてるほう
・コマンドボタン=文字が表示されてるほう

1.角丸め矩形・・・・アイコンの表示に利用します

  フォーム上にアイコンを表示させる方法

  ・角丸め矩形のタブでアイコン(I)より、警告・エラー・情報等の確認用のアイコンと
   表・フォーム・レポート等の桐専用のアイコンを簡単に選択して表示することが出来ます。
   そのときはアイコン番号は0に固定しておきます

  ・また、他のファイル(EXE・DLL等)より、選択して、アイコン番号を指定して表示することも出来ます。
   ファイル名を指定して、アイコン番号を入力します。これで桐以外のファイルでもアイコンが表示できます

  ・その他特殊なケースとして
   表示されているアイコンを、条件や計算によって変更をしたいときや、Windowsのファイル等
   利用している環境によってファイル名の絶対指定が出来ないときなどは、編集属性式でアイコンの表示をします
   メールアイコンの場合は、WindowsにあるPROGMAN.EXEの中から22番目を選択します
   計算式は、"アイコン'"+プログラムファイル名+"',アイコン番号'22'を記入します
   また、汎用性を持たせるためには、ファイル名を直接記入せず、#GETENV("環境変数")+ファイル名とします
   例:"#GETENV("windir")+"\PROGMAN.EXE" のようにすれば、Windowsのシステムの場所は関係なくなります

2.コマンドボタン・・コマンドを記入します

   コマンドボタンの4行の機能名と機能パラメータリストにそれぞれ記入します
   たった4行。されど4行です。うまく利用しましょう
   またアイコン(角丸め矩形)に文字表示出来ないため、コマンドボタンの背景を透明にして
   表題を利用して文字を記入します


画面最左列の4個のアイコンの共通仕様です

 

 

メールアイコンの説明

    アイコンの共通説明


 結局、機能名と機能パラメータリストになにを書くかが大事です

イメージ的にはだいたいわかるのですが・・と、いう方が多いのではないのでしょうか

1.実際に行いたいことを整理してみましょう
  コマンドボタンを押すことによって、[E-mail]に書いてある人へメールを送れればいいのです
  もちろん事前にメール送信の環境が出来ているものとします

2.もう答えはおわかりですね

   コマンドボタンの記入例

番号 機能名 機能パラメータリスト
1. シェル実行 "MailTo:"+[E-mail]
2. なし  
3. なし  
4. なし  

本当に、たったこれだけで動きます。是非試してみて下さい

 

 

メモ帳アイコンの説明

    アイコンの共通説明


 桐の住所録テーブル内に、備考やメモ欄を作成して記入することも可能ですが、ちょっとメモをみたいときや
他のワープロソフト等などから利用するときは、桐表(TBL)ファイルは直接読めなく、また桐を起動して・・・等
ちょっと不便を感じませんか?(もちろん時と場合によりますが・・・・・)
そんなときは、テキストファイルで管理すれば簡単に出来ます。
恒例のシェル実行を利用しましょう

方法は
住所録の項目に、他の人と重複しない番号や名称の項目を作成します
内容はなんでもいいのですがそのままテキストファイルの名称に利用しますので、それを考慮してつけてください

例:項目名を[備考]とすると

   コマンドボタンの記入例

番号 機能名 機能パラメータリスト
1. シェル実行 "NOTEPAD",[備考]+".txt"
2. なし  
3. なし  
4. なし  

 

  テキスト作成用のアプリケーションはなんでもかまいません
  また、項目に、番号等を利用する場合は、文字列に変換して利用して下さい
  実際は桐のアドレス帳で利用するのですが、テキストファイルのため簡単にほかからも利用が出き
  本当に、たったこれだけで大変便利ですヨ。一工夫ですね。是非試してみて下さい

 

 

印刷アイコンの説明

    アイコンの共通説明


 まず、印刷(レポート)書式を事前に作成しておきます

   コマンドボタンの記入例

番号 機能名 機能パラメータリスト
1. 開く rptのファイル名
2. なし  
3. なし  
4. なし  


プレビュー画面が表示されますので印刷実行をします

プレビュー画面では、範囲や部数の設定はできますが、選択や整列等は選択できませんので
事前に印刷対象行を選択しておいてください

レポートに関しては、省略しますが、定型の並び(整列)で印刷する場合は、表ファイルを整列させなくても
レポートで指定したほうが簡単です

・アイコンはWindows\SYSTEM の、SHELL32.DLL より選択します

 

 

削除行アイコンの説明

   アイコンの共通説明


 他のアイコンは条件によって変化するわけではないので角丸めアイコンで設定してもかまいませんが
今回はデスクトップのごみ箱みたいに、削除行の有無によってアイコンを変更する設定をしてしてみましょう

編集属性式で、アイコン番号を、#条件選択を利用して、#削除件数,"32",1,"31"のように設定します
 なお、角丸め矩形で、アイコンを選択しても、編集属性式の設定が優先されます
これで、削除行の有無がアイコンの表示で一目で、わかるようになります

 もうひとつ、おまけですが、コマンドボタンの文字も、内容(条件)によって、色を変えることができます
その方法とは、コマンドボタンの機能名で、条件式を書くことによってそのコマンドが実行可能か否かの
判断をさせればいいのです。実行出来ない場合は白文字表示で、実行可能な場合は、指定した色で
表示されます・・・(編集属性式でも変更は可能ですが、上記の方法は式はなにもいりません)

 さて、本題へ戻りますが、コマンドボタンの記入方法は、いろいろな方法があると思いますが、
今回は下記の方法を紹介します

   コマンドボタンの記入例

番号 機能名 機能パラメータリスト
1. 実行条件 &削除レコード数
2. 削除行 有効
3. モーダルフォーム 削除データを表示する、ファイル名
4. 削除行 無効


※それぞれの機能の詳細は省略しますが、

1.削除行の有無を確認して、後ろの機能を実行するか判断します
2.削除行を有効にします
3.削除データを表示するファイルを表示します
  (モーダルフォーム・・どのようなフォームでもポッアップモーダルで起動する)
4.削除行を無効にします

ここでは省略しますが、実際は削除行データを表示した別フォームへ移動して
そこで、選択・復活を行い、この表へ戻る処理を実行します。