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1−2.桐表(*.tbl)を、準備して取り込みまで


最初に、取り込んだ桐表を自動で開くまで

いかがでしたか?たぶん、一行の一括処理でしたので、問題なかったと思います。しいて書けば、

今回のサンプルは、先頭に項目、以降データ・・・・となってましたので、問題なく取り込めたと思いますが、ただ、エクセルで「合計・平均」などに、計算式が設定されてても「」だけしか読み込みまれてないというところを、確認しておいてください。


では、これから少しずつ作成していきましょう

まず、「エクセル$$$$.tbl」が、うまく作成されてても、確認のため、いちいちファイルパレットで開くのは面倒ですね。そこで、「エクセル」コマンドが、無事終了していたら、そのまま「エクセル$$$$.tbl」を開くように、変更してみます。

無事終了してるかどうかは、「終了状態 = <変数名>」を利用します。この<変数名>は、今回「数値:&終了」を宣言してください

そして、先ほど使用した、エクセルコマンドの最後に追加します


終了状態 = <変数名>
コマンドの終了状態を代入する変数名を指定します。
変数のデータ型は、整数、長整数、数値、通貨、実数のいずれかでなければいけません。
変数には、つぎの値が代入されます。
 戻り値 説明

 0 正常終了。
 102 <ワークブック名>で指定したファイルが存在しない。
 134 <ワークブック名>で指定したファイルはフォルダである。
 200 変換エラー(<ワークシート名>で指定したワークシートが存在しないなど)。
 233 Excelが起動されている。
 236 「変換範囲=」の形式に誤りがある。
 139 作成される表がすでに存在する(「上書き=しない」を指定しているとき)。
 1189 作成される表がすでに開かれている。
 その他 その他のエラー。


以上により、「&終了=0」のときは正常終了ということで、表示するようなコマンドを作成すればいいですね。そしてそうでない場合も上記の戻り値表みたいなのを表示すれば親切でしょう。

次に、保存用のための表を作成します

・ファイル名は「エクセル取込.tbl」とし、項目名とデータ型は、下記を参照ください

項目名 データ型 備考

番号 整数  
名前 文字列  
国語 数値  
算数 数値  
理科 数値  
社会 数値  
英語 数値  
合計 数値  
平均 数値  
sheet名 文字列 エクセル表にはありません。  
book名 文字列

※下方の[sheet名][book名]は、エクセル表にはないですが、後ほど利用します。目的は項目名の通り、どこから取り込んできたかをメモしておくためです。
エクセル取込.tbl 

再度一括処理へ戻り修正し、桐表(*.tbl)に保存まで行います

・エクセルファイルを取り込んだ「エクセル$$$$.tbl」を、表形式で編集し、不要行の削除等を行います。この作業は、例えばルール(番号が入ってない行は削除するとか)が、決まってれば、一括処理の中に書いても結構です

・次に、先程作成した"エクセル取込.tbl"を開き、表読み込みを利用しての作業表からデータを読み込みます
ここも、ルール(毎回最終行に読み込むとかがあれば、ジャンプコマンドを利用しておいてください

・一応確認のため、この保存表も表示するように作成してください。

・あとは終了し、完全にうまくいくようになったら、ファイル削除を利用して、作業表を削除しておいてください。
 ファイル削除 "エクセル$$$$.tbl" ですね

ここまでで、一括処理の作業は終了です。次からは、フォームとイベントを利用しながら進めていきます。一括処理と、イベントでは、多少異なるところもありますが、上記で作成した内容はほとんど利用できます。

とにかく一括処理での作業を、ここまで理解しておいてください
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