◎ 例題−5 マウスの移動で、ドラッグ&ドロップ

今回はダウンロードコーナーに掲載されてます作品の解説編です

[例題−5」 作成のポイント(解説とはおこがましいのですが)


◎ フォームの作成は、特に問題はないと思いますが、ピクチャーで画像表示をクリップで行うときは
   拡大・縮小表示のレイアウトは充分気をつけて下さい(実寸表示になります)。

◎ ピクチャーの、上下の重なり順は、通常では問題ないのですが、ゲームなどに利用するときはそのまま
   答えになってしまいますので、完成したらランダムに並び替えた方がいいでしょう

◎ 説明用の作品では、bmpファイルを複数作成してありますが、サンプル(後記)では、
   自由に交換できるように、改造してあります  

 

[例題−5] 作成手順 備 考 & 補 足
説明−1 ・白紙のフォームから作成します。
・ピクチャーオブジェクトを配置します
ピクチャーオブジェクトは、正解位置にとして利用しますので
正確に(絵の大きさも考えて)配置して下さい
説明−2 イベント(pic)を、設定します ピクッチャーオブジェクトにファミリーの設定をします
説明−3 KEVファイルを作成します 作成方法は、例題−1と、同様です
今回はいかすぱげてぃさんの作品をお手本にさせていただいてます

 桐のイベントに、ドラッグ・ドロップといったものはないのですが、マウスの状態でフラグを設定し、マウスの位置でさまざまな処理を行います。 このように、組み合わせを利用する事によって、実現できる場合もあります。いろいろ組み合わせてご利用下さい。

 

説明−1 フォーム作成
詳細の内容は、作品をダウンロードして

ご確認下さい


 補 足
  1. ピクチャーオブジェクトの名前は、計算式で利用しますので連番形式の方法がよいでしょう
  2. ピクチャーオブジェクに張り付ける絵は、取り込みでもファイルでもいいのですが、表示サイズは
    クリップを設定して下さい(位置の設定時は100%表示で行って下さい)

 

説明−2 イベント設定
 

《フォームのファミリーイベント》

 イベントのファミリーを設定します。

 ピクチャーオブジェクトをすべて選択して設定します。

 またそれぞれ個々のピクチャーオブジェクトには、イベント処理は設定しません

 

 フォームのイベントには、フォーム開始を使用します

 ファミリーイベント(上記ではpic)のイベントでは、『マウス左アッフ・マウスインアウト・マウス左ダウン・ マウス移動』 を
  使用します

 

説明−3 イベント処理作成(プログラムは、ダウンロードしてご確認お願いいたします)

《 メイン 》
 変数の設定をします

《 フォーム開始 》
 ・フォーム開始時に、変数(下記参照)に正解の位置と大きさを、配列として取得します

  繰り返し &c=1,10,1
   &obj="p"+#str(&c)
   オブジェクト操作 &obj{&正解始点X[&c]=始点X,&正解始点Y[&c]=始点Y,&幅[&c]=幅,&高[&c]=高さ}
  繰り返し終了

 ・置き場領域の座標の取得=ゲーム用の置き場領域座標を取得

 ・call パーツ配置()
   乱数を使用してピクチャーをランダムに配置してます

  &件数=#配列代入("完成",#u)
   #配列代入関数は一度で配列変数を未定義にしたり統一した内容に揃えることが出来ます

《 マウス左アッフ 》マウスアップイベントの前には、必ずマウスダウンイベントが発生しています
 ・ピクチャーオブジェクトの位置と作業オブジェクトの位置の差が誤差範囲内の場合、正解のシンボルを
  
たたています。全部正解の時は完成と再ゲームの処理を行います

《 マウスインアウト 》
 マウスがオブジェクト範囲に入ったとき、マウスの形を、矢印から手の形に変更しています

《 マウス左ダウン 》
 ここでは、次の《マウス移動》で使用する、シンボルをたてています。(&ドラッグ=1)
 《 マウス左アッフ 》で解除します

《 マウス移動 》
 ・ マウスの移動時に上記シンボルの内容によって、
  &ドラッグ=1のときは、ピクチャーオブジェクトの移動としてドラッグ処理をします
    新しいマウスポイントの位置にピクチャーオブジェクトの移動&表示を行います
  &ドラッグ=0のときは、たんにマウスだけの移動を行います

 


改造のポイント。

最初に、いかすぱげていさんの素晴らしい作品をこうして利用させていただけたことに、たいへん感謝いたしております

 ◎ 画像を入れ替えて楽しめるよう変更しました

  ・画像を選択形式にして簡単に入れ替えができる

  ・レベルにより分割数を選択できる。

みなさんも、ほかに、いろいろ便利な機能等つけて、お試しいただけたら幸いです。

使用上の注意

 桐で表示できる形式の、絵(画像)が必要です。欠点は、1枚の絵から最高36枚の画像データを作成しますので
 ゲーム開始の表示までに、非常に時間がかかります。(しいていえばbmp形式が多少早いようです)
 共通ファイルを使用していますので解凍後、いかすぱげていさんの「file-34と同じフォルダー」で、ご使用下さい

初期設定の変更

 ・画像ファイル名=10行目に初期設定ファイル名が記載されてます。
 ・最初のカード数=11行目の4です(3から6の範囲を選択して下さい)。4は、4×4の意味です

ゲーム開始は、数字の書いてある(4×4等)で開始です


    説明に使用いたしましたファイルのダウンロードコーナです