1st_Read_Me_God_Excel_Reader.txt    2021.12.06                   改訂 2021.12.29                   改訂 2022.01.06  このフォームアプリケーションは、紙エクセル=つまり方眼紙エクセル対策のソリューションです。  ※紙エクセルは、神エクセルと揶揄されることもあります。  <目次>   AKさんによる推薦のことば   ソフトの種類   解凍について   解凍後のファイル一覧   ソフトの内容    操作の概要    使い方   使用条件   スペシャルサンクス   付録A   付録B  ■AKさんによる推薦のことば   桐のアプリ: God_Excel_Reader のご紹介  by AK 2021.12   この度 ONnoji さんが製作された God_Excel_Reader は、神エクセルからユーザが欲しい情報を簡単に桐の表ファイルに変換する桐のアプリです。   データベース化したい対象の CSVファイル又はテキストファイルを God_Excel_Reader に読み込むだけで桐の表ファイルを書き出せます。    特長    ・桐の表ファイルに書き出す際には、項目名を任意に指定出来ます。    ・列と行を指定してクリップボードへデータをコピー出来ます。   このように神エクセルからテーブル化するためのエクセルへのコピペ作業とそのエクセルを桐の表ファイルに変換するといった無駄な変換作業が軽減出来るので、   作業を迅速化して事務の効率化が大いに図れます。   神エクセルでお悩みの方は、この機会に是非ご試用いただいて事務の効率化に活用されることをお薦めいたします。   余談ながら私が勤務している地方公共団体の部署でも内部・外部を問わず神エクセルが横行して非常に困っています。   神エクセルは帳票印字を前提にエクセルを方眼紙に見立ててセルの結合を多用しているため、セルデータをデータベース化するのに非常に手間が掛かり苦労していました。   一例を上げますと、毎月行う処理として会計年度任用職員(いわゆる臨時職員)さんの賃金計算書があります。   データベースを理解している人であれば、最低でもエクセルシートをテーブル化(桐では表ファイルに)してデータを扱いますが、   人事担当者が帳票出力のみを前提に対象シートを方眼紙にしてセル結合を多用してエクセルを作成しています。   そのため、年度を通じて対象の職員の労務管理を行いたい場合、対象シートから別シートに手作業でコピペし、   かつ、セル結合が行われているため空白セルが混在しセルの削除を行いながらようやくエクセルシートをテーブル化できるという事務処理が発生します。   なお、外部機関が提供するエクセルファイルや使用している基幹系システムから抽出されたエクセルファイルも同様に帳票を基準に作成された神エクセルが散見され苦慮しております。    参考ネット記事   (1)「神エクセル」が役所ではびこる理由      URL → https://atmarkit.itmedia.co.jp/ait/articles/1612/26/news032.html   (2) エクセル方眼紙で文書を作るのはやめなさい(技術評論社)      URL → https://gihyo.jp/book/2021/978-4-297-12044-3   (3)総務省|報道資料|統計表における機械判読可能なデータの表記方法の統一ルールの策定      URL → https://www.soumu.go.jp/menu_news/s-news/01toukatsu01_02000186.html   ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇  God_Excel_Reader_説明書 by ONnoji 2021.12, 2022.01  --------------------------------------------------------------------------------  God_Excel_Reader 第1.0版 for 桐9-2012 / 桐9s / 桐10 / 桐10s/ 桐sfor SmartLicense  God_Excel_Reader:オリジナル  By ONnoji Copyright (C) 2021-2022  【URL】http://silicon7565.html.xdomain.jp/  --------------------------------------------------------------------------------  ■ソフトの種類  対象:桐の一般利用者  種類:紙エクセル( .csv / .txt )を桐の表に変換するユーティリティ  ■解凍について  ダウンロードしたファイル(ZIP形式)を任意のフォルダに解凍してください。  <桐9-2012 / 桐9s で使用する>  桐関係のファイルは桐ver.9バージョンです。  <桐10 / 桐10s / 桐sfor SmartLicense で使用する>  桐関係のファイルは桐9バージョンです。  [桐コンバータ]で桐10ファイルに変換してください。  ■解凍後のファイル一覧  解凍すると以下の22個のファイルがあります。  ※使用する時には、God_Excel_Reader.wfm を開いてください。  1st_Read_Me_God_Excel_Reader.txt  … 本書  God_Excel_Reader.kev  God_Excel_Reader.tbl  God_Excel_Reader.wfm  God_Excel_Reader_CaptionModify.kev  God_Excel_Reader_CaptionModify.wfm  God_Excel_Reader_ClipboardCopy.kev  God_Excel_Reader_ClipboardCopy.wfm  God_Excel_Reader_MsgOKCancel.kev  God_Excel_Reader_MsgOKCancel.wfm  God_Excel_Reader_MV2LBX.kev  God_Excel_Reader_MV2LBX.wfm  God_Excel_Reader_ProgressBar.kev  God_Excel_Reader_ProgressBar.wfm  INF_Framework.cmd … Rev.259  INF_LNC.kev  INF_LNC.wfm  INF_MNU.kev  INF_MNU.wfm  IPS_EditPermission.kev  IPS_EditPermission.wfm  IPS_Framework.cmd … for Rev.259 Rev.1  ■ソフトの内容  <操作の概要>  まず最初に、方眼紙エクセルから、[コンマ区切り csv]または、[タブ区切りの txt]を書き出してください。    または、範囲選択してメモ帳にペーストした[タブ区切りの txt]を作成してください。  次に、これらの[コンマ区切り csv]または、[タブ区切りの txt]を読み込みます。  最後に、任意の表ファイル名で書き出します。※任意の範囲の項目値をクリップボードへコピーする事も可能です。  <特長>  このフォームアプリケーションは [コンマ区切り csv]または、[タブ区切りの txt]を[桐 tbl / tbx ]へ変換するコンバータです。  このコンバータの特長は、空のセルと空の行を取り除いてくれるという所です。  なお、[ANSI (シフト JIS)]と[UTF-8 BOMなし]を読み込む場合には文字コードを指示してください。※BOM が無いので自動的に区別できません  ⇒ 桐9-2012 / 桐9sでは、[UTF-8 BOMなし/BOM付き]と[UTF-16 LE / BE]のファイルを[ANSI (シフト JIS)]に変換して読み込みます。  ⇒ 桐10 / 桐10s / 桐sfor SmartLicense では、Unicode対応なので文字コードをそのまま扱います。  <使い方>  1.God_Excel_Reader.wfm/.wfx を開いて[ファイルを開く]ボタンを実行します。  2.[コンマ区切り csv]または、[タブ区切りの txt]のファイルを選択すれば、後は一本道で進みます。  3.読み込んだデータは、A, B, … AA, AB, … という項目名(標題)が付いています。  4.項目名は2通りの方法で変更出来ます。   【[項目名を変更]ボタンを使う場合】    [項目名を変更するフォーム]がポップアップします。     項目名のコマンドボタン(例えば A )をクリックしても、項目名(標題)を変更するフォームがポップアップします。   【[項目名の自動変更]ボタンを使う場合】    項目名を自動で変更します。    各項目を検索して、最初に見つかった項目値を候補にします。    ただし、すべて数字で構成した項目値は、数値に該当するので候補から除外します。    候補から除外された場合には、項目名は変更されません。    同名の候補には、_01, _02, … _99 が付加されます。  5.データの出力は2通りの方法で出来ます。   【[表の書き出し]ボタンを使う場合】    [表を書き出すフォーム]がポップアップします。     書き出す項目を右のリストボックスへ移動して、[書き出し:表]コマンドボタンを実行すれば、任意の[桐 tbl / tbx ]が書き出されます。   【[クリップボードへコピー]ボタンを使う場合】    [クリップボードへコピーするフォーム]がポップアップします。    コピーしたデータはメモ帳などに張り付けてください。    エクセル・桐では[形式を選択して貼り付け]を選んでください。  6.God_Excel_Reader.wfm/.wfx では、項目の表示幅が変更出来ます。    当該フォームは、拙作のモダンINF_Framework を適用していますので、    ⇒ ヘッダ部の項目名の右端にマウスポインタを当てるとマウスドラッグで項目の幅が変更できます    ⇒ ヘッダ部の[高][低]ボタンを実行すると、明細行の高さが増減します    ⇒ ヘッダ部の[(+)虫眼鏡][(−)虫眼鏡]ボタンを実行すると、フォームの倍率を変更できます    これら↑の変更結果はフォームを閉じると保存されて、次回フォームを開いた時に再現されます。    なお、モダンINF_Framework で表示できるフォームの項目数は最大100 です。  ■使用条件  当該ソフトは無料で提供されるソフトウェア(フリーウェア:freeware)です。  免責 :動作の保証はしません。各自の責任でご使用下さい。  改造等:オリジナルの全体または部分の改造、およびオリジナルの部分的な使用もOKです。※1  ※1:改造や流用は極めて困難ですので、ブラックボックスのままお使いになることをお勧めします。  再配布:オリジナルの全体または部分の無償再配付はOKです。※2  ※2:フリーソフトウェアなので価格を付けて配布しないでください。  ただし、貴殿が開発したアプリケーションに当該フリーソフトウェアを組み込んだ場合、  当該フリーソフトウェアを除いた部分に生じた貴殿の開発コスト(価格)は、  (当然ですが)貴殿の裁量で自由に決めてください。  ■スペシャルサンクス  次の皆様のご協力・ご助言に対し深く感謝申し上げます。  AKさん、AKome さん、【多遊】さん  【付録A】  以下にダイアグラムを示します。           ┌──────┐    形式を選択して貼り付け           │表 ファイル │┐       ↑           │tbl / tbx  ││┐  ┌───┴───┐           └──────┘││  │クリップボード│            └──────┘│  │       │             └──────┘  └───────┘                ↑          ↑                出力         出力                ↑          ↑  ┌───────┐ ┌───┴───┐ ┌────┴──────┐  │項目名変更  │ │表の書き出し │ │クリップボードへコピー│  │CaptionModify │ │MV2LBX     │ │ClipboardCopy     │  └───┬───┘ └───┬───┘ └────┬──────┘      │         │          │      │         │          │  ┌───┴─────────┴──────────┴────┐  │紙エクセルリーダー                    │  │God_Excel_Reader                     │  └───┬─────────────────────────┘      │      │  ┌───┴──────┐  │進捗状況(PowerShell)│  │ProgressBar     │  └───┬──────┘      │      │  ┌───┴──────┐  │ファイルの読み込み │  │MsgOKCancel     │  └───┬──────┘      ↑      入力      ↑      ├──────────┐      ↑          ↑  ┌───┴───┐  ┌───┴───┐  │csv ファイル │┐ │txt ファイル │┐  │       ││┐│       ││┐  └───────┘││└───────┘││    └──────┘│ └───────┘│     └──────┘  └───────┘  文字コード:ANSI( シフト JIS ) / UTF8 BOMなし / UTF8 BOM付き / UTF16 LE / UTF16 BE  【付録B】  読み込むセルの範囲等に関する説明  ■ .txt / .csv をテンポラリファイル:$$God_Excel_temp.tbl で読み込むセルの範囲  │← 読み込むセルの範囲200セル( A 〜 GR )                  →│  ┌────────────────────────────────────────┐  │ A │ B │ C  │ ・・・                     GR│  ├───┼───┼────┼───────────────────────────┤  │   │   │    │                           │  │   │   │    │                           │  │   │   │    │                           │  │   │   │    │                           │  │   │   │    │                           │  │   │   │    │                           │  │   │   │    │                           │  │   │   │    │                           │  │   │   │    │                           │  └────────────────────────────────────────┘   ↓  ■作業ファイル:God_Excel_Work.tbl / 集計ファイル:God_Excel_Work_Total.tbl  │← 1〜最大200項目                            →│  ┌────────────────────────────────────────┐  │ A │ B │ C  │ ・・・                     GR│  ├───┼───┼────┼───────────────────────────┤  │   │   │    │                           │  │   │   │    │                           │  │   │   │    │                           │  │   │   │    │                           │  │   │   │    │                           │  │   │   │    │                           │  │   │   │    │                           │  │   │   │    │                           │  │   │   │    │                           │  └────────────────────────────────────────┘   ↓ [作業ファイル]から[フォームの編集対象表]にデータを読み込む時に、     ・値が存在しない項目は除かれて、  値が存在する項目だけになります     ・値が存在しないレコードは除かれて、値が存在するレコードだけになります  ■God_Excel_Reader.tbl 表での表示  │← 1〜最大200項目                            →│  ┌────────────────────────────────────────┐  │ A │ C │ AB │ ・・・ 値が存在する項目だけになります       │  ├───┼───┼────┼───────────────────────────┤  │   │   │    │                           │  │   │   │    │                           │  │   │   │    │                           │  │   │   │    │                           │  │   │   │    │     値が存在するレコードだけになります     │  │   │   │    │                           │  │   │   │    │                           │  │   │   │    │                           │  │   │   │    │                           │  └────────────────────────────────────────┘  ■God_Excel_Reader.wfm フォームでの表示 ※モダンINF_Framework で表示できる項目は最大100です  チェック   │   ↓│← 1〜最大100項目        →│  ┌──────────────────────┐  │□│ A │ C │ AB │ ・・・   │  ├─┼───┼───┼────┼───────┤  │□│   │   │    │       │  │□│   │   │    │       │  │□│   │   │    │       │  │□│   │   │    │       │  │□│   │   │    │       │  │□│   │   │    │       │  │□│   │   │    │       │  │□│   │   │    │       │  │□│   │   │    │       │  │□│   │   │    │       │  └──────────────────────┘  以上