| ONnoji です。
INF Tools をダウンロードしていただいた皆様ありがとうございます。
公開後数ヵ月でバージョンアップするのは心苦しいのですが… INF Tools を第1.1版にバージョンアップしました。
以下に前作( 第1.0版 )からの移行ガイドを示しますのでご参照ください。
<INF Tools 1.0 → INF Tools 1.1 移行ガイド>
■前作( 第1.0版 )のイベント( .kev )との違いと、ライブラリ( .cmd )の上位互換
前作イベント( .kev )との違いは[INF Tools 名札 メイン]における、&INFmInchToDot の宣言の有り無しだけです。 前作のままでも動作しますが、変数:&INFmInchToDot を宣言して dpi値を代入する方がパフォーマンスが改善します。 変数:&INFmInchToDot を宣言しなくても第1.1版のライブラリ( INF_Tools_library.cmd )は上位互換なので前作に上書きして問題なく動作します。
第1.1版では以下の変更を行いました。
・初期版〜sp4までの桐ver.8で「INIもどき」が実行されなかたことを改修 ・表名(または別名)を指定したときの サブフォーム用の *_swap.txt と *_info.txt の命名に関する改修 ・パフォーマンスの改善( 不必要な[変数変更]メソッドをコメント化 ) ・パフォーマンスの改善( 単位変換関数( #DotToPoint, #MiliToDot )を使用しない:[INF Tools 名札 メイン]のオプション ) ※ご注意:パフォーマンスには体感し難い内容を含みます。
さて、今回のバージョンアップは改修よりもパフォーマンスの改善がポイントです。 さぞかし速くなるかと思われるかもしれませんが、残念ながら速くはなりません。 実は、Windows NT・2000・XP系で INF Toolsを使っている時に桐の動作が遅くなるのを防いでいます。 ※INF Tools を組み込んだフォームを再定義した時に描画が遅くなるので気が付きます。 ※このことはどこかの掲示板に書いた記憶がありますが、その当時には原因が不明でした。
■既存のINF Tools 第1.0版のイベント( .kev )を 第1.1版に対応させる方法
次のふたつのポイントがあります。
*---------- begin INF Tools 名札 メイン ---------------* ** Title : INF Tools 第 1.1 版 for 桐ver.8 / 桐ver.9 ※ INF Tools はフリーソフト( free software )です. if ( #配列要素数( "INFmLive" ) = -1 ) 変数宣言 局所,整数 { &INFmInchToDot = #InchToDot( 1 ) } /* 第 1.1 版で追加された局所変数 */ 変数宣言 局所,文字列{ &INFmMasterInfoName, &INFmMyControlSubformList, … 省略 } 変数宣言 局所,整数 { &INFmWsUserNameUse = 0, &INFmTblNameUse = 0, … 省略 } end 変数宣言 局所,整数 { &INFmLive = 1 } /* INF Tools を有効にする Yes:1 No:0 */ : :
【第一のポイント】 上の[INF Tools 名札 メイン]の4行めの 変数宣言 局所,整数 { &INFmInchToDot = #InchToDot( 1 ) } が第一のポイントです。 INF Tools 第1.0版のイベント( .kev )をお使いの方はこの行を追加してください。
【第ニのポイント】 次に、INF_Tools_library.cmd を新しいファイルで上書きしてください。これが第ニのポイントです。
以上で旧バージョン(第1.0版)のイベント( .kev )を 第1.1版に変更することができます。
【蛇足】 今回のリリースでは、このように[INF Tools 名札 メイン]で#InchToDot関数を一回だけ使うようにしてあります。 これは、画面の解像度を自動的に取得するためです。
しかし、一回でも#InchToDot関数を実行したくなければ、 変数宣言 局所,整数 { &INFmInchToDot = 96 } /* 小さなフォント */ または 変数宣言 局所,整数 { &INFmInchToDot = 120 } /* 大きなフォント */ のように dpi値を代入してください。
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