付録−2 印字コマンド

■ 印字コマンドの説明

 ・印字開始 <ファイル名>【, 追加】, 終了状態=<変数名>
 ・印字 【_】<計算式>, ...
 ・印字終了 改頁=【しない|する】

印字コマンドは、今回のように、桐の標準でリンク形式で出力出来ない物も工夫次第で作成できる機能があります。これを機会に是非覚えて、ご利用下さい

===以下、桐のヘルプより===

○ 印字開始 <ファイル名>【, 追加】, 終了状態=<変数名>

 印字コマンドの結果を、<ファイル名>にテキストファイル形式で出力するよう指示する。
 ファイル名の拡張子を省略すると .TXT になる。
 追加 を指定すると、既に存在するデータの最後に追加出力する。
 <変数名>に、正常に終了した時 1、エラー終了の時 0、共有違反の時 -1を代入する。
 <変数名>の型は数値または整数である。

○ 印字 【_】<計算式>, ...

 印字開始コマンドで指定したファイルにデータを出力する。
 印字開始コマンドが実行されていない場合、エラーになる。
 <計算式>の前に_を指定すると、式の値の下位8ビットを出力する(制御コードなどを出力する場合に指定する)。
 コマンドがコンマで終っていなければ、全てのデータの出力後に改行する。
 \n と \t の制御文字が使用できる。\n は改行コードを、\t はタブコードに置き換えられる。

○ 印字終了 改頁=【しない|する】

 印字コマンドによるファイル出力を終了する。
 改頁パラメータを指定すると改頁コードを出力する。



■ 今回の利用で覚えておきたいこと

○ 順番は必ず守ること
 1.印字開始
 2.印字・・・必要な回数繰り返し
 3.印字終了

○ 改行の方法
 >コマンドがコンマで終っていなければ、全てのデータの出力後に改行する。
 と、説明してありますが、これは、書き出したテキストに対しての説明であり、「htm形式」では必ず「<br>」を書き出すこと

○ 「”(半角)」ダブルコーテーションの出力方法
 テキスト書き出しは、原則として文字列です。文字列は、その内容の前後に、「”(半角)」を付加します

 「おはようございます」と、書き出したいときは、
 印字 "おはようございます"・・・このようにします

では、「”(半角)」を書き出したいときは、
 例:「文字列では、前後に"を、付けます」

 印字 "文字列では、前後に"+""""+"を、付けます"

 簡単な方法として変数に代入して行う方法もありますが、今後のために覚えておいたほうが、いいですね

お得情報。上記の例では、まず書き出ししたい文字列の前後に「”(半角)」を追加します。
つぎに、「"」の場所を探し、その後ろに「+""""+"」を、挿入します

例:<meta http-equiv="Content-type" content="text/html; charset=Shift_JIS">
これを、印字コマンド記載すると、

1.最初に、前後に「”(半角)」を、追加する
"<meta http-equiv="Content-type" content="text/html; charset=Shift_JIS">"

2.次に、文章中の「”(半角)」を探す
"<meta http-equiv="Content-type" content="text/html; charset=Shift_JIS">"

3.この「”(半角)」の後ろに「+""""+"」を挿入する
"<meta http-equiv="+""""+"Content-type"+""""+" content="+""""+"text/html; charset=Shift_JIS"+""""+">"

上記例をコピーし、「"」の場所を探し、その後ろに「+""""+"」を、挿入してみてください。うまく例題のようになりましたか