第0章−2 作業手順

■ 第0章.「****.chm」の説明

「Kiri9.hlp」と、「Kiricmd9.chm」の違い・・・・は、詳しくは解りませんが、画像で説明すると、違いはわかりますね

「Kiri9.hlp」

「Kiricmd9.chm」


今回作成するのは、右側の〔****.chm〕形式です。特徴は・・・これも、解りませんが、しいて言えば、簡単に作成できるということでしょうか?
あと、画面上で、右クリックして「ソースの表示」を確認下さい。htm形式特有のタグが表示されますね。

 例:
 <html>
 <head>
 <title>・・・</title>
 </html>
 <body>

このように、「< ○○ >」で、囲まれたものが、タグといいます。つまり、〔****.chm〕形式とは、〔****.htm〕を、なにかしたものというところまで理解頂けましたか。

今回は、桐で、「htm形式」まで、作成しようと言うわけです。イメージしやすいように、「用語辞典」を作成します。項目名があり、読みがあり、説明があって、参考があるような内容です。

「例題」
項目:圧縮
読み:あっしゅく
意味:コンピュータでやりとりされるファイルは容量が小さいほど、取り扱いが便利である。
   <中略>
参考:解凍
辞書というからには、2〜3個では、しようがないですね。根性いれて集めます。今回は、500個ほど集めてみました。
方法は自由ですが、途中、「エクセル・テキストエディタ・その他」フル活用です。


■ 第1章.表形式にて(あるていど)作成

ここから、桐での作業です。項目名・属性等を決め、とりあえず表で見れる形まで作成します。

項目名:データ型等の設定(ご存じのように、あとからも、追加・修正はできます

注意事項と、今回の仕様
・数字やアルファベットの読みは、発音通りの読みにしました「MP3 → えむぴーすりー」
・htmのファイルは、項目ごとに作成されます。上記例では500個できます。そこで、ファイル名は単純に、「1からの番号(連番)」とします。番号の項目を準備して下さい。
・読みの他に、五十音索引を使用します。
・分類などあったら便利ですね。
・その他、参照キーワードを設定できるようにします。今回は5個まで登録できるようにしました
・他に、チェック用の項目等(必要なとき説明します)



■ 第2章.フォームで操作できるようにする

フォームで表示すると、これだけで本当の「用語辞典」?らしく、なります。

 フォーム(拡大)


 《拡大図の説明》

 ・五十音索引
 ・項目名
 ・意味
 ・コマンドボタン
 ・参照キーワード

フォームでは、コマンドボタンの利用と、フォーム操作用のイベントを作成します。(次のイベント作成と重複します)



■ 第3章.イベントを利用して、表の内容チェックとHTM形式に書き出し

ここは少し頑張りましょう。作成イベントは、「参照項目のチェック・タイトル書きだし・本文書き出し」の3個です

1.参照項目のチェック

参照項目とは、上記例では「参考:解凍」の中の「解凍」の部分です。
いくつかの参考キーワードを設定します。桐の処理では検索や絞り込み等を行いながら利用できますが、今回の目標は、最終的に「htm形式」で書き出すところにあります。従って参照キーワードは確実にリンクが出来るように設定します。

2.タイトル書きだし

項目一覧を作成します。単に一覧表示です。しいて違うのは、項目名をクリックしたときその項目の内容を表示するように作成します
(応用として、フレーム形式も紹介します)

3.本文書き出し

項目名・意味等を、1行1htm形式で作成します。表の項目数(行数)のファイルができます。

書き出しが終わりましたら、ブラウザで表示や移動を確認してください。途中がうまく言ってない場合は、たぶん最後もうまく行かないと思います。うまくいくまで、桐のイベントを見直して下さい。


■ 第4章.chm化に挑戦

ただひたすら試行錯誤の連続です。しかしうまくいけば・・・・苦労の分だけ喜びが

利用してみて。世の中には、こんなに便利な物を提供してくれる人がいるのですね。本当に感謝しています。皆さんもとにかく利用してみて下さい。
いろいろな使い方が紹介してありますが、「chm」から「htm」へ戻すのもおもしろいですよ

とにかく桐で「htm」ファイルを500個作成した物を、一つの「chm」にするのですから大変おもしろいです。


■ 再度、1.へ戻りフォルダー化への改造。〜4.までを繰り返す

ここまでくると、少し中級?気分・・・と、いうより実用的ですね

第4章までで有る程度の完成ですが・・・少し改良しましょう。
表に、[五十音]という項目がありますが、これを利用してフォルダー分けをしてみましょう。「あ〜わ」の10個です

再度、最初にもどり、「フォルダー対応」にします
・表を項目追加します
・フォームは、一つの表を表示するだけですから、変更なしですね(少々あります)
・イベントは、フォームに関係有る部分だけ修正をします

これで、「タイトル」と「本文」の書き出しを行い、再度ブラウザで確認してみてください。うまくいきましたら・・・

「chm形式」ファイルの作成ですね。今度は2度目ですから、ここまでくればもう説明不要でしょう。あとは実行のみです