桐でのメール受信についてお尋ねいたします。
メール受信の設定では、以下のものが使えると承知しています。

メール削除 = する｜しない

ですが、例えば「削除する」にしてしまうと、桐以外の他のメーラー等では
当然のことながらもうメールを読むことはできなくなってしまいます。
これは困ります。

しかし、もし「削除する」をしなかったら、もう一度桐で受信すると、
全くおなじものをダブって受信してしまいます。
これも困ります。
一度受信して単一化を掛ける方法もありますが、データ量が多いと大変です。

そこで、お尋ねいたします。
例えば、Outlookexpressなどのメーラーでメールを受信すると、
同じメッセージは受信しないようになっています。
かといってサーバーから削除されてはいないので、他のメーラーからは同じものを
受信できます。
こういった仕組みは桐では実現できないのでしょうか。

実は桐のサポートの方にお尋ねしたところ、そういう機能はないと言われてしまいました。
ですが、何か別の方法で実現できないものだろうかと思っておりますが、
皆さま方はどのようにされていますでしょうか。

メールを重複受信しない仕組みは下記に書いた事があります。

Re:削除したメールはどこに・・・／hidetake
http://www2u.biglobe.ne.jp/~s_tanaka/cgi-bin/bbs/bbs.cgi?function=logview_html&no=100#4951

POPサーバ(メールサーバ)が対応していれば UIDL と言うもので
メールに固有ID を付加します。これはメールヘッダに X-UIDL: 
と言う形で付加されます。付加されるタイミングはメールサーバ
によって異なるようですが、基本的にはメールクライアントが
メールサーバにアクセスしてきて受信したときに付加されます。
メールサーバによってはメールボックスにメールが保存された
時点で付加するものもあるようです。

メールクライアントソフトは、メールをサーバに残す設定をして
いる場合、基本的には UIDL を管理しており、自分の読んだ事の
ある UIDL と、サーバから返される UIDL を比較しダブるものは
２度目は読み込まない処理をしています。
ただ、UIDL に対応していないメールサーバもあるので、メール
ソフトのよっては UIDL を使えない場合は他の条件も使い重複
処理をしているものもあるようです。(できないものもある)

さて、「桐」はこの UIDL を何も考慮していないし、保存管理も
していません。ですので、どうしてもそのような仕組みが欲し
ければ自分で対処するしか無いのでしょうね・・・
メールボックスを１つでしか使えない条件では、桐で受信した
メールファイル(.eml)の中のヘッダ情報である X-UIDL: を
取り出してきてデータベースを作り、メール受信した際に
X-UIDL: を比較して、同じであったら削除してしまうとか・・・

「桐」用と、他のメールソフト用のメールボックスをわけて
 おき転送するなど管理を別にする方が面倒は無いと思いますが？

> UIDL

ちなみに、「桐」のメールのサンプルの中の「受信ログ.tbl」と
「送信ログ.tbl」には [UIDL] と言う項目も一応は持ち合わせて
いるのですよね。(非表示にはなっていますが)

桐で自動的に UIDL の処理をするかどうかはさておき、ヘッダの
中から指定した条件のものを取り出してくる機能（この場合は
X-UIDL: の行）があれば、重複処理や、特定の用途のメールだけ
を取り出すとか自由度も上がったと思いますけど！残念ですね。

# BASP21 では取り出したメールのファイル名を UIDL でつけて
# 管理を楽にしたり工夫してもいるようです。

OutlookExpress は、IMAP4 に対応していますのでお望みの動作ができます。
POP3 対応のみでは無理です。

済みません、酔っていて安易に投稿してしまいました。
hidetake さんがより詳しく書いていました。

> OutlookExpress は、IMAP4 に対応していますのでお望みの動作ができます。
> POP3 対応のみでは無理です。

IMAP と POP3 では２重受信防止の処理が異なるようです。
それと、２重受信してしまうのは「桐」の話なので「桐」
がそのような機能を持ち合わせるか、「桐」で２重受信
してしまったメールを後処理するか、いずれにせよ「桐」
で対応するしか無いです。

全文での比較、単一化って言う方法もあるでしょうが・・・

メールボックスに「桐」用を設け、メインのアドレスで
受信したものは「桐」用にも転送する(メインのは元の
まま残して)方法が一番簡単ではあると思います。

ISP のメール(サーバ)を使っているのならば、そこが
そう言う転送などの機能を持ち合わせているのか？って
言う事も、この方法が使えるかどうかにも関わりますが！

# うちのメールサーバは APOP オンリなので、「桐」の
# メール機能は使えないし、テストするにも  plain-text
# なパスワードの通るメールサーバを無理矢理使うしか
# 無いよぉ〜　(;_;)

> UIDL

# UIDL は本来 POP サーバで付加するものだが、これをメールクライアントから
# 送信する際に付加していたらどうなるか？　(^^;
# 
# 既読管理は X-UIDL: と Status: で管理されているようだけれど、この辺の
# 付加によってどうなるかという・・・
# 
# お節介なベンダーの作るメールクライアントであれば送信する段階で、動作に
# 影響のあるヘッダは除去して送信するのが望ましいかも知れない。
# （秀丸メールは X-UIDL: がついている場合は除去して送信しているらしい）
# また、MTA (配信メールサーバ)も、受け付けた段階でそのようなヘッダが存在
# すれば除去するのが望ましいのかも知れない。
# 
# 私のところのメールサーバ ( sendmail + qpopper ) だと (割りと世間に多い
# 構成)、これらはクライアントから付加されてきたらそのまま通る。
# 
# この状態からメールクライアントソフト ( WZ MAIL) では、UIDL の重複する
# メールが UIDL コマンドでリストアップされた場合、１番目のメールは２重
# 受信防止機能によって重複受信はしないけれど、２番目以降のダブる UIDL
# のメールは何度でも受信を行ってしまう！！！
# 
# メールクライアントによるだろうけど、UIDL を操作すれば相手によっては
# DOS 攻撃ができるってわけか！！！・・・　(-_-;
# 
# UIDL や２重受信機能を取り入れる際は(「桐」も)、このような事も考慮して
# おいた方が良いのかも知れない？　:-)

皆さま色々とご回答ありがとうございました。
UIDLって単語初めて知りました。そんな仕組みでメール受信してたんですね。
桐にそれが備わってなかったら私の場合お手上げのようです。
次期バージョンにぜひ期待いたします。
次期バージョンの情報などはどこかにあるのでしょうか。

> メールボックスに「桐」用を設け、メインのアドレスで
> 受信したものは「桐」用にも転送する(メインのは元の
> まま残して)方法が一番簡単ではあると思います。

これ、とても良いアイデアですよね。
ほんと面倒ないですし、いただきです。
Quino